白か黒かをはっきりさせる以前、地元の友人がやっている店でお酒を飲んでいた時の事です。たまたまその場にいた、顔見知りの町の職員の方がこんな話をして下さいました。 「今の若い奴は最初から灰色を狙う。けど、それは違う。白と黒があって灰色なんだ。まず、自分が白と黒のどちらかをはっきりする。で、自分が白だったら黒の相手とぶつかる。ぶつかる先に灰色はある。けれど、最初から灰色はないんだ。」 元々実力の高い方なのにそれが町の職員の中では煙たがられ閑職に追いやられてしまった、そんな方でした。 おっしゃることに妙に納得した覚えがあります。 この日記には表に出さない幾つかのテーマがあります。 ”統合”というテーマもその1つです。 読む人によっては中途半端な内容なのも、どっちつかずに読めるのも、そこを意識しているからです。 でも、大事なのはその前に白か黒をはっきりさせること。 そこも常に意識しています。 商売でも最初から灰色を狙ってしまっている人がいます。 だから中途半端になってしまっている人が実はかなりいます。 それがダメとは言いません。 それは、その人の成長過程での1つのステージでしかなく、その中途半端さが役割と意味を持つこともあるからです。 でも、やはりそういう商売は苦しそうなんですね。 まず白か黒かをはっきりさせる。 何が出来るのか? 何をしたいのか? どこへ行きたいのか? どうやっていきたいのか? そうやって1つ1つの事を整理し、明確にし実行する。 それをやることで得られるものがあります。 統合はその後です。 統合は別の言い方をするならば、”組み合わせ”と言ってもいいかもしれません。 1つのことに集中して得たものがあれば、それを今度は他のものと組み合わせる。 それをやることで、より自分らしさが生まれる。 最初から自分らしさを狙っても無理があります。 まず、白か黒かをはっきりさせる。 1つのことに集中する。 自分らしさはその後。 どうやら順番がありそうですね。 |